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撮影テクニック講座レポート



スナップ撮影テクニック講座 〜動感表現で撮る〜 :
ズイコーデジタルアカデミー
 
開催日 :2007年3月7日(水)/3月16日(金)/3月28日(水)
会場 :オリンパスイメージング株式会社 新宿モノリスビル
講師 :プロカメラマン 藤城 一朗

優秀作品のご紹介 撮影会の風景 先生の声 参加者の声 スタッフの声



優秀作品のご紹介

金賞 「急いで帰ろう」
川嶋 桂子(カワシマ ケイコ)様

[藤城先生コメント]
驚きました。単なる流し撮りにとどまらず、ブレをいかしてさらに動感を強調している、そのテクニックはなかなかの腕前です。その上、背景をシンプルにしながら、父親でしょうか、その顔を大胆にカットしています。そのため、急いで帰っていく少女の姿が鮮明になりました。そして、極め付けはモノクロに仕上げたことです。流し撮りは動感を表現する手法のひとつにすぎません。テクニックと感性の融合が、この作品を生む要因となりました。

<作品データ>
撮影機材:E-330┃レンズ:14-54mm F2.8-3.5
シャッター速度:1/15秒┃絞り値:F8┃ISO感度:100┃露出補正:-0.3EV

  金賞 「急いで帰ろう」  
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銀賞 「孤高の鳥」
伊東 俊子(イトウ トシコ)様
[藤城先生コメント]
女性らしい繊細な作品です。サギのかたちもよく、シャッターチャンスをうまくとらえています。流し撮りの基本はレンズを動かす方向に対し、直角方向へ動かさないことですが、この作品の場合はやや上下動がみられます。しかし、その微細な上下動が、シンプルな背景と相まって、この作品の味にもなりました。できれば、大きくプリントして展示したい作品です。

<作品データ>
撮影機材:E-330┃レンズ:ED 50-200mm F2.8-3.5
シャッター速度:1/6秒┃絞り値:F16
ISO感度:200┃露出補正:-0.7EV
銀賞 「孤高の鳥」
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銅賞 「アクロ」
水上 一郎(ミズカミ イチロウ)様
[藤城先生コメント]
金賞、銀賞が流し撮りとブレを生かしているのに対し、アクロはブレがなく、航空機の動きとレンズの動きが見事に一致した「流し撮りの模範」ともいえる作品です。おおよそ、斜めに動く被写体を追いかけることはむずかしく、また、シャッターチャンスを逃してしまうことが多いのですけれど、タイミングよくシャッターを切りました。そのカメラワークには確かなものを感じます。

<作品データ>
撮影機材:E-300┃レンズ:ED 50-200mm F2.8-3.5
シャッター速度:1/100秒┃絞り値:F11┃
ISO感度:400
銅賞 「アクロ」
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藤城賞 「北極熊」
勝又 章(カツマタ アキラ)様
[藤城先生コメント]
勝又さんは80歳をすぎた、今回の教室最高齢の方です。撮影実習では一生懸命流し撮りにチャレンジされ、白熊君を追いかけておられました。テクニック的には流し撮りの基本を会得されている途中ですけれど、その努力を認め、ここに特別賞を贈りたいと思います。作品は目の部分がもう少しはっきり写ると、もっと迫力が出ました。この調子でがんばってください。

<作品データ>
撮影機材:E-300┃レンズ:ED 50-200mm F2.8-3.5
絞り値:F6.3┃ISO感度:400
藤城賞 「北極熊」
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撮影会の風景

今回『動感表現で撮る』の講師は、前回に引き続き大好評の、藤城一朗先生をお招きしました。 当社webでの藤城先生の写真は、コワモテにも見え最初は少し緊張しましたが、お会いすると全くの逆で、実に優しく、説明も丁寧で、わかりやすい講義となりました。 『動感表現で撮る』と聞くと、代表的なテクニックとして“流し撮り”が想像され“難しいのでは(!?)”と思われるかもしれません。 しかし、動感表現はポートレートやスナップ、花・風景など、様々な撮影シーンでも表現できるテクニックとなりますので、 撮影技術の幅を広げるには最適なテクニックの一つではないでしょうか。
1. 3月7日(水) 撮影基礎講座
1日目の撮影基礎講座では、藤城先生の作例を見ながらの解かりやすい説明と、後半は皆カメラを使いながら、実習に向け室内で流し撮りの練習をしました。
撮影基礎講座
2. 3月16日(金) 撮影会
2日目の撮影会は、上野駅に集合し、上野公園・上野動物園と撮影しました。雨男と呼ばれる私は天候が心配でしたが、この日は皆様のパワーが勝り天候に恵まれた日となりました。まずは、噴水を被写体に撮影開始!カメラの設定を変えながら色々な表情の噴水を撮影しました。次は動物園に入り、白熊や鳥などを中心に自由に動き回る動物達を被写体に撮影を行いました。動物は皆思った以上に動きが速く、皆様悪戦苦闘しながらの撮影会となりましたが、皆真剣かつ楽しく動感テクニックを撮影されておりました。

撮影会の風景 撮影会の風景 撮影会の風景

撮影会の風景 撮影会の風景 撮影会の風景
3. 3月28日(水) 講評会
3日目の講評会は、開始時間前から藤城先生に写真を選評してもらっている方もいて、みなさん先生の一言一言を大変熱心に聞いていました。前回に引き続き、先生は賞をどれにするか大変悩んで、最後には特別賞の藤城賞まで飛び出しました。講評後は画像処理講座まで実施していただき、参加者には大変、盛りだくさんの内容だったのではないかと思います。
講評会

今後も様々なテクニック講座を企画していきたいと思います。「もっと撮影表現の幅を広げたいっ!」「デジタル一眼レフを使いこなしたいっ!」という方は、是非ご参加ください。
集合写真

今回参加いただいた皆様、藤城先生お疲れ様でした。(スタッフ工藤)



先生の声

今回は流し撮り初体験という方が多く、講評日に持参する作品は撮影実習当日以外の作品もOKにしました。そのため、少々不安があったのですけれど、どうしてどうして、みなさん、素晴らしい作品を多く持ち寄ってくれました。そうした作品群でしたから、すべての方に賞をあげたかったのですが、3名だけの決まりだというので仕方ありません。涙をのんで3作品を選びました。ふたを開けてみると、上位2作品は女性の方です。繊細で美しい作品は、女性ならではの感性が息づいています。写真は力強さだけでなく、繊細さも大切なことだと、改めて思い知らされました。  写真はセオリー通りにいかないものです。そこに、写真の奥深さを感じます。これからも、皆さんと一緒に、楽しい撮影を続けていきたいと思います。

【最後にひと言】
流し撮りは不要なブレを排除し、カメラと被写体の動きが一致したとき、きれいに流すことができます。しかし、より動感を表現するために、手ブレや被写体ブレを利用する手法もあるのです。金賞、銀賞はこうしたブレを生かした結果、動感がかもし出されました。でも、入賞した最大の要因はブレが生かされているということを見極め、数多く撮影した中から選び出した「選択眼」があったからこそ、といえるでしょう。このような選択眼を持つには、写真展や作品集をよく見ることで養えます。オリンパスにはギャラリーがありますから、積極的に作品を鑑賞するようにしてください。
藤城先生



参加者の声

動感撮影で初めて流し撮りをしてみて、相当流して撮るものだと思って撮ってみたんですけれども、普通よりもたくさん流してみたんですけれども、それが逆に面白さが出たんだと思います。新しい面白さが見えた事が、プラスになりました。今まで撮った事がないものが撮れたことが勉強になりました。 参加者写真

100枚撮って1枚良い写真があるかないかでしたが、いっぱい撮るという楽しみが湧きました。望遠レンズも使って撮影にも挑戦してみました。 参加者写真



スタッフの声

みなさん、3日間お疲れ様でした。
今回は「動感表現で撮る」という事で、かなり高度な撮影テクニックを学ぶ内容でしたが、藤城先生の大変わかりやすく、それでユニークな教え方によって、参加者のみなさんも大変、満足したのではないかと思います。今後もいろいろ楽しい講座を準備していますので、ぜひ参加してみて下さい。
(スタッフ吉野)



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